ShadowrocketでDoHを使うには、DNSの設定画面でDNS over HTTPSを有効にし、利用するDNSサービスから案内されたHTTPS URLを入力します。ただし、DoHをオンにしただけで通信全体が暗号化されるわけではありません。変更前のDNS設定を控え、DNSの名前解決とWeb接続を別々に確認することが大切です。
Shadowrocketを使っているiPhone・iPadユーザー向けに、DoHの基本、DNS設定を開く場所、サーバーURLの入力と動作確認、接続できない場合の切り分け方を説明します。設定画面や利用できる項目はアプリのバージョンによって異なる場合があります。変更前の値を必ず記録し、問題が起きたときは元のDNS設定へ戻せる状態で作業してください。
DoHとは?DNS設定を変える前に確認すること
DoHはDNS over HTTPSの略で、ドメイン名をIPアドレスへ変換するDNS問い合わせをHTTPSで送信する方式です。通常のDNS問い合わせは、通信経路上で内容を読み取られる可能性があります。DoHでは端末とDNSリゾルバーの間の問い合わせをHTTPSで保護します。ただし、接続先のWebサイトとの通信すべてをDoHが暗号化するわけではありません。Web通信の保護はHTTPSなど別の仕組みによります。
DoHを使うとIPアドレスも隠れますか?いいえ。DoHが保護するのはDNS問い合わせであり、接続先のIPアドレスや通信内容全体を隠す機能ではありません。また、DoHを設定してもShadowrocketのサーバー接続情報やルールが自動で変更されることはありません。DNS設定、Global Routing、選択中のConfigは、それぞれ役割の異なる設定として確認してください。
作業前に、現在のDNS方式、入力済みのDNSサーバーやURL、Homeで選択している設定、Global Routingの状態を記録します。既存のDNS欄を上書きする場合は、値をコピーして安全な場所に控えてください。DoHのURLはDNSサービスの提供元が指定する正確なアドレスを使います。例として書かれたURLや、形式が似ているだけのURLを入力しても、利用できるとは限りません。
要点:DoHの有効化と通信全体の保護は別
DNS問い合わせだけをHTTPSで送信する設定として扱いましょう。Webサイトが開けない場合は、DoHのURLだけでなく、選択中のサーバー、Global Routing、Configのルールも分けて確認します。
DNS設定はどこにある?変更前の状態を記録する
どの画面を開けばよいですか?ShadowrocketのHomeからSettingsへ進み、DNS関連の項目を探します。DoHに関する設定が表示される場合は、DNS over HTTPSまたは同等の表記を確認してください。画面の構成や項目名はアプリのバージョンによって変わる可能性があります。ここでは設定画面に実際に表示されている名称を優先し、見当たらない項目を別の場所にあると決めつけないでください。
DNSはアプリ全体に関係する設定と、Config内に記述された設定が区別される場合があります。Settingsで値を変更する前に、現在使っているConfigにもDNS関連の指定がないか確認してください。アプリ側の設定を変えても、Configやルールの動作が同じ方法で変わるとは限りません。変更対象をひとつに絞り、同時に複数のDNS欄やルールを編集しないことが切り分けの基本です。
変更前に控える内容
- 設定画面
- Settings → DNS
- 現在の値
- DNS方式、入力済みのアドレス
- 接続状態
- Homeの選択項目とGlobal Routing
元の値がわかれば、動作確認後に戻せます。
URLで照合する内容
- 形式
- 提供元が指定したHTTPS URL
- パス
- /dns-queryなど指定された部分
- ポート
- 省略可否を含め提供元の案内に従う
443が一般的でも、URLを自己判断で書き換えないでください。
DoHのURLはどこから用意しますか?利用者自身が選んだDNSサービスの公式案内を確認してください。この記事ではDNSサービスの提供や推奨は行いません。URLに末尾のパスがある場合はそれも含めて入力します。ホスト名だけに短縮したり、検索結果に表示された別のURLを代わりに使ったりしないでください。
ShadowrocketでDoHを有効にする手順
設定する前に、安定したWi-Fiまたはモバイル通信で現在の接続が利用できることを確認します。すでにサイトへ接続できない状態なら、先に既存のDNSやサーバー接続の問題を解決してください。設定変更の結果を判別しやすくするため、作業中はDNS URL以外の項目を変更しないようにします。
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現在値を記録
Homeで選択中の項目とGlobal Routingを確認し、Settings → DNSに表示されているDNS方式やアドレスを控えます。ConfigにもDNS関連の指定があれば、その内容も保存してください。
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DNS画面を開く
Settings → DNSへ進み、DNS over HTTPSに相当する項目があるか確認します。画面に表示される項目名が異なる場合は、推測で別の設定を有効にせず、DNSに関係する説明を読みます。
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DoHを選択
DNS方式の選択肢でDNS over HTTPSを指定し、入力欄が表示された場合はDNSサービス提供元のURLを入力します。URLの先頭、ホスト名、パス、必要なポートが案内どおりか見直してください。
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保存して再接続
設定を保存し、画面に適用や更新の操作が表示される場合はそれに従います。必要に応じてHomeで接続をいったん切り、再接続してから新しいリクエストを送ります。
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同じ条件で確認
変更前に使ったネットワークと同じ条件で、普段利用するWebサイトを開きます。まずドメインの名前解決ができるか、次にページ自体が読み込めるかを分けて確認してください。
DoHのURL欄が見当たらない場合、無関係な入力欄にURLを貼り付けないでください。利用中のアプリでDNS over HTTPSを設定できる画面があるか、現在の表示とアプリ内の説明を確認します。特定のConfigを使っている場合は、そのConfigがDNS処理を指定している可能性も考え、元の設定を保存したうえで一項目ずつ確認してください。
DoHが使われているかを確認する方法
設定を保存しただけでDoHの利用を確認できますか?いいえ。保存できたことは入力値が登録されたことを示すだけで、DNSリゾルバーへの通信が成功した証明ではありません。まずShadowrocketの接続状態を確認し、次に新しいドメイン名を使ったリクエストでWebページが開くかをテストします。変更前から開いていたページの表示だけでは、DNS問い合わせが新たに行われたか判断しにくい場合があります。
| 確認段階 | 確認すること | 結果の見方 |
|---|---|---|
| 設定値 | DNS over HTTPSの選択とURLの綴り、パス | 表示値が提供元の指定と一致するか確認 |
| 名前解決 | 新しく開いたドメイン名のサイトが読み込めるか | 失敗する場合はDNS URLや到達性を確認 |
| Web接続 | 普段利用する複数のサイトを開けるか | DNS以外にサーバー、ルール、ネットワークも確認 |
| ネットワーク差 | Wi-Fiとモバイル通信で結果が変わるか | 差がある場合は各ネットワークの制限も調べる |
ひとつのサイトが開ければ設定は完全に正常ですか?そうとは限りません。キャッシュされた情報やサイト固有の接続条件が結果に影響する場合があります。いくつかの異なるドメインを新しく開き、Wi-Fiとモバイル通信で同じ結果になるか確認してください。DoHの成否を検証できる仕組みが利用できる場合も、測定結果が示す範囲を確認し、すべての通信が保護されたと解釈しないようにしましょう。
サイトが開けないときの切り分け
DoHを有効にした直後に接続できなくなった場合は、設定をさらに追加する前に、変更したURLと元の設定を照合します。URLのホスト名だけでなく、/dns-queryのようなパス、スラッシュ、必要なポートも確認してください。ブラウザーのアドレス欄に表示されるWebサイトのURLを、DNS over HTTPSのURLとして使うことはできません。
DNSの応答が得られない場合と、名前解決後にWeb接続が失敗する場合は、原因が異なる可能性があります。DNS URLの到達性に問題がある場合は名前解決が止まることがあります。一方、DNSが応答してもページが開けない場合は、選択中のサーバー、Home → Global Routingのモード、Configのルール、ネットワークの状態も確認してください。ProxyやDirectへ切り替えて試す場合は、現在値を控え、テスト後に元へ戻します。
URLを入れたのにDNSエラーになります
DNSサービスの案内とURLを一文字ずつ照合し、ホスト名、パス、ポートを確認します。変更前の値へ戻して通常接続を再確認し、DNSサービス側の案内も確かめてください。
DoHをオンにしたら一部のサイトだけ開けません
同じネットワークで複数のドメインを試し、Homeの選択項目、Global Routing、Configのルールを確認します。DNS URL以外を同時に変更せず、原因を一つずつ切り分けてください。
Wi-Fiでは使えてもモバイル通信で失敗します
モバイル通信に切り替えた状態で同じURLとサイトを再確認します。ネットワークごとにDNSサービスへの到達性が異なる可能性があるため、Wi-Fiだけの結果で判断しないでください。
以前のDNS設定へ戻す手順
設定変更後に接続が不安定になった場合は、DoHを無理に使い続ける必要はありません。変更前に記録したDNS方式とアドレスを使って復元し、DoHだけを無効にするか、元の方式を選び直します。URL欄を空にするだけでは以前の設定に戻らない場合があるため、控えた値を照合してから保存してください。
- 復元対象を確認:Settings → DNSを開き、現在の方式とURLを確認します。Config側にもDNS指定を加えた場合は、アプリの設定とConfigを別々に確認します。
- 元の方式と値を戻す:記録したDNS方式を選び、以前のDNSアドレスや値があれば正確に入力します。値が不明な場合は、推測したアドレスを入れず、元の設定を確認してください。
- 保存して再接続:変更を保存し、必要に応じてHomeで接続を再確立します。同じネットワークで、変更前に使えたサイトをもう一度開きます。
- 結果を比較:元の設定で接続が戻るか確認します。戻らない場合は、DNSだけでなくネットワーク、選択中のサーバー、Global Routingも変更前の状態と照らし合わせてください。
復元後も接続できない場合は、DNS以外の項目を続けて変更する前に、Wi-Fiとモバイル通信それぞれの状態、Homeの接続表示、Configの選択状態を記録します。複数の設定を同時に元へ戻そうとすると、どの変更が影響したか判断しにくくなります。まず最後に変更した項目を確認し、記録した値を使って一つずつ戻すことが安全です。
DoHはDNS問い合わせの送信方法を変える設定です。変更前の値を残し、指定されたHTTPS URLを正確に入力し、名前解決とWeb接続を分けて確認すれば、問題が起きても戻しやすくなります。設定画面の項目やConfigの内容が異なる場合は、実際に表示される設定を優先し、DNS以外の項目を一度に変更しないでください。